今年も迎えた3月11日・・・私たち、東北の人間、東北に生まれ育った人間にとって、あの日さえ無ければ・・・と思えてならない3月11日の東日本大震災・・・。

先日、テレビ東京のネオスポより取材を受け、少しだけ私が話したことが番組で流れました。

私たちの思い、台湾への感謝の気持ちを代弁してくださったと感謝しています。

ここで改めて、私自身が何を語ったかについて、記してみたいと思います。

テレビ東京・ネオスポ

ツイッターについて

以前、このブログにも書いたことがあるのですが・・・

震災から1年半後、2012年の夏に、一人の台湾人の女性と知り合いました。

彼女が台湾人であるというので、私が被災地仙台出身であること、そして、私を含め、被災地の皆、東北の皆が台湾の方々に深く深く感謝している事、お礼を言いたいと思っている事を一生懸命に話したのですが、信じてもらえなかったことがありました。

参考→やっぱり台湾が好き

当時の政府、民主党政権は、東日本大震災に対する支援に対し、世界にお礼の広告を出しましたが、その中に台湾は含まれていませんでした。

また、一年後の慰霊祭では、台湾代表の方が参列して下さっていたにも関わらず、献花させないという非礼を重ねていました。

因みに、この指名献花外しに関して、台湾の楊進添外交部長は「野田佳彦首相の新聞寄稿などで日本の謝意は伝わっている。義援金は思いやりの結果で感謝を得る目的ではない。(日台)関係は花束一つで揺るがない」と答弁下さっています。

内心は・・・悔しくて堪らなかったでしょう・・・怒りたかったでしょう・・・ですが、震災に遭った日本を最大限に慮って下さったのです!

当時の日本政府は、そんな礼儀知らず、恩知らずな行為を重ねていたので、私たちが感謝している事を信じてもらえないのも仕方がないのかも・・・と思ったのですが、その台湾人の女性が一つだけとても喜んでくれたのが、確か九州の大学生6人位の方だったと思うのですが、台湾まで泳いで行ってお礼を伝えてくれた事を話した時で、「私、それニュースで見たわよ!!何人かの男の子たちが泳いで台湾までやってきたのよ!!とってもびっくりよ!!海パン一丁で上陸してきて、気がついたらいつの間にかパスポートまでだして!!頭の上にでもパスポートを乗せて泳いできたのかしら?!そして、謝謝台湾!!と何度も言っていたわ!!困ってる人を助けるなんて当たり前なのに、わざわざ泳いで自分の力で台湾まで来て御礼を言ってくれて、とても嬉しかったわ」

その時に感じたのですが、政府のお礼よりも、私たち一人一人の声のほうが伝わるんだな、直接伝えることが大切なんだな、と。

そこで、私たち東北の人間のお礼の気持ち、感謝の気持ちの万分の一でも伝われば、と思い、ツイートしました。

反響

実は・・・一番反響があった、一番驚いたのが、台湾の方からの沢山のお礼のメッセージが来たんです。

「私たちの気持ちに応えてくれて有難う!」というメッセージが台湾の方から沢山来ました。

それだけ・・・台湾の皆さんは、当時の日本政府、民主党政権が出したお礼の広告に台湾の名前が無かった事、献花させなかった事に深く傷ついていたのだと、申し訳なく思いました。

また、日本の高校生や大学生から、授業で見た、というメッセージが来ました。

2年前・・・ある台湾人の方を、私の故郷、東北に案内した事がありました。

彼は日本語がペラペラなので、最初は皆、彼を日本人と思い、話をしていたのですが、彼が台湾人と知ると、全員が「東日本大震災の時に助けて頂いた、有難う!」とお礼を言っていました。

私たち東北の人間にとって、3月11日は「あの日さえなければ・・・」という辛く悲しい日でもあるのですが、3月11日は人の心の温かさを知った日、台湾の方、世界中の皆さんに、友人としてのあるべき姿を教えていただいた日なんだな、と感じています。

台湾の地震に関して

月並みな言葉ですが・・・自然は、神様は、何故時にこの様な仕打ちをなさるのだろう・・・といたたまれない思いで一杯でした。

そして、今回の台湾での地震に対し、義捐金活動のお誘いを幾つか頂いたのですが、印象的だったのが、集めた義捐金、頂いた募金は台湾に直接持って行って、直接渡してくるというのが多かったんですね。

これは、直接台湾の皆さんを励ましてあげたい、という思いと共に、東日本大震災に対するお礼を言いたいという思いもあるのだろう、と思いました。

今回、震災のあった台南市は人口180万人、その180万人の台南市から、東日本大震災の際に届いた義捐金は、1億円だったそうです。

今回の台湾の地震に対する日本政府からの支援金も1億円・・・。

もちろん、金額がすべてではないですが、改めて台南市の皆さんのお心に深く深く感謝するばかりです。

強化試合に関して

台湾と日本選手が一緒になり、募金活動を行うというのは、とても良い事だと思います。

おそらく、侍ジャパンの一員として台湾戦に臨む嶋選手、銀次選手、イーグルスの選手は、私が考える以上に、さまざまな思いを背負っていると思います。

元気のないプレーを見せたら、「なんだ東北人は、まだ元気がないのか・・・。」と心配させてしまうかもしれない。。。

被災したイーグルスの選手が元気なプレーを見せる事は、台湾の皆さんへのお礼になると思うし、そして何より、必ず立ち直れる!頑張れ!!という励ましになると思います。

日台戦は、国際試合の鑑、スポーツマンシップの見本と称賛される様な試合になっていく事を願っています。

そして、私たち東北の人間が、台湾の皆さんに感謝している事、その思いの万分の一で良いから伝わる事を願っています。

テレビ東京のネオスポからの取材には、この様な感じでお話をさせて頂きました。

放送で残念だった事

残念だったことを話す前に・・・私が話している時のテロップ「歴史を作った男」というのは幾らなんでも大げさすぎます。。。

私は故郷の皆の気持ちを代弁しただけで、私が言わなくても、誰かが言ったはずです。

閑話休題、今回のテレビ東京のネオスポで残念だったのが・・・

台湾・林智勝

台湾野球界で初のトリプルスリーを達成した林智勝選手ですが・・・

台湾国旗

本来、台湾国旗が映るべき所に、台湾国旗が映っていません。

チャイニーズタイペイオリンピック委員会旗になっています。

以前も書きましたが、日本の立場としては、ワンチャイナという事で、台湾の国旗を映すだけでも問題となる事が有るそうなんです。(中国が文句をつけ、バカみたいにギャーギャー騒ぎ立て、圧力をかけて来る所があるという事なんだろうと思いますが。。。)

記憶の範囲でも、例えばテレビ番組の日本に住む外国人へのアンケートでも、台湾の方の時には台湾の国旗ではなく、今回と同じチャイニーズタイペイオリンピック委員会旗になっていたり、ひどい時は国旗の部分が空欄、あるいは黒く塗りつぶされていたり・・・。

今回の強化試合でも、台湾はチャイニーズタイペイとして出場していました。

私たちは、例えばオリンピック等で日本人がメダルを取り、日の丸が掲揚される時、日の丸が掲げられる事に感動と誇らしさを感じますが、台湾の皆さんは自国の国旗を揚げられないんだという事、その悔しさ無念さを、改めて知った思いでした。

何せ、台湾との絆、台湾への感謝を表す番組でさえ、台湾国旗を載せられないのですから。。。

おそらく、番組のディレクターさんも無念だったと思います。

個人的には、せめて日本では台湾国旗を掲げて試合をしてほしい・・・と強く思いました。

台湾「台湾は中国ではない」

今年のお正月、仙台の実家に帰省した際、仮設住宅の前を通った時、駐車場に車が少なくなっているのに少し嬉しくなりましたが、いまだ仮設住宅を出れない方がいる事を思うと、やり切れない思いで一杯になりました。

ですが、確実に復旧、復興を目指し、進んでいるのだな、と感じました。

1日も早く、復興を遂げ、台湾に、世界中に笑顔でお礼を言う事が最大のお礼、そして、今回被災した台湾への励ましになると思っています。

1日も早く、その日が来る様、私自身、自分に出来る事を精一杯やっていかねば、と思っています。

そして東北が復興した時、願わくは2020年東京五輪で、台湾のナショナルチームと台湾選手が胸に「台湾」と綴り、袖に台湾国旗を付けて、試合に臨み、表彰台に立つ事を願っています。

多謝台湾!!

加油台湾!!

日台永遠友好!!